ハーレムの熱い日々 BLACK IS BEAUTIFUL
 2024年 筑摩文庫 990円


黒人差別への抗議が広がった60年代ニューヨーク・ハーレムに暮らし、隣人たちの眼差しを撮り続けたフォトジャーナリスト吉田ルイ子。貧困・麻薬・売春・差別に象徴される街で、ブラックパワーの逞しさにふれ、自らの差別意識と向き合いながらシャッターを切った。女性や子ども、弱き立場の人びとの語らいに耳を澄ませ、人間としての誇りを取り戻すことに目覚めた黒い肌の輝きを、カメラとペンでヴィヴィッドに捉えてゆく。

エッセイ/『ハーレムの熱い日々』によせて 伊藤詩織
   
   
ハーレムの熱い日々 BLACK IS BEAUTIFUL
 1979年 講談社文庫 520円


ハーレムに暮らし、黒人たちを撮り続けたフォトジャーナリスト吉田ルイ子──貧困・麻薬・売   春・差別に象徴されるニューヨーク・ハーレムで、人間が人間であることを取り戻すことに目覚めた黒い肌の輝きを、女の感覚とカメラの冷徹な眼でヴィヴィッドに把えたルポルタージュ。
   

吉田ルイ子のアメリカ I hate but I love
 1986年 講談社文庫 580円


 I hate but I love 私の青春を主張できたアメリカ、個人の自由を主張させてくれるアメリカは好きだ。しかし、アメリカ至上主義が大国意識となる時、私はアメリカが嫌いになる。....吉田ルイ子という、小さな体に無限大な人間へのやさしさを抱いてしまったフォトジャーナリストの誠実な肉声を!

   
 自分をさがして旅に生きてます
 1983年 講談社文庫 560円

※在庫わずかです。品切れの際はご容赦下さい。

It's up to you ── 君の考え次第だよ。自分の道は自分でしかきめられない。ニューヨークのハーレムで、基地の街沖縄で、カスバで、多くの「今日をせいいっぱいに生きるあなた」に会った。同性愛の少年、少女娼婦、未婚の母、他人には限りなく優しく、自分には厳しい人たちの真剣な眼差しと笑顔をあなたに

   
 子どもは見ている The Family of Child
 1999年 講談社 1260円


20世紀は戦争の世紀だった。戦争、差別、貧困、環境破壊などで多くの小さな命が犠牲となった現実を、私は地球各地で見た、と同時に、レンズの向こうのこどもたちの瞳に、大人の嘘を見抜くしたたかさを感じる。ちひろさんの絵は、愛くるしく美しい。が、その子どもたちの瞳は真正面をみすえ、決して社会にこびない厳しさを秘めている。それは、彼女自身、弱い立場に置かれた子どもたちの苦しみ、痛みを共有できる女(ひと)だったからだ。
   
 華齢な女たち beautiful age
 2001年 中央公論新社 2520円


for women of the new century──21世紀の女たちへ
フォトジャーナリスト吉田ルイ子の最新報告
美しく齢を重ねつづける30人の華齢なる肖像
   
わたしはネコロジスト
 2003年 中公文庫 620円
(1990年 ブロンズ新社刊 新装版)


紫陽花の下で泣いていた小さな命、猫・寅之介が本当のやさしさを教えてくれた。自由な、自然な、しなやかな生き方を愛するたくさんのネコロジストに贈る寅之介のファミリーアルバム。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   



・「ぼくの肌は黒い」1978.5 ポプラ社

・「リトル・チルドレン」ウィリアム・サローヤン著 吉田ルイ子訳
 1984.9 ブロンズ新社、ちくま文庫

・「サンディーノのこどもたち」1985.3 大月書店

・「南ア・アパルトヘイト共和国」1989.2 大月書店

・「アパルトヘイトの子どもたち」1990.4 ポプラ社

・「わたしはネコロジスト」1990.9 ブロンズ新社

・「いま、アジアの子どもたちは…」1993.4 ポプラ社

・「MUSIC COMPANION カリブ海の音楽」
 平井雅、長嶺修 共編 フォト・エッセイ提供 吉田ルイ子
 1994.2 富山房

・「MASAKANE 南アフリカの新しい風」1995.12 大月書店

・「少女マギー 南アフリカ アパルトヘイトをのりこえて」
 1996.4 ポプラ社

・「母を語る」 灰谷健次郎編 吉田ルイ子他 1998.2 倫書房

・「こんな生き方がしたい フォト・ジャーナリスト吉田ルイ子」
 小河修子著  1998.6 理論社

・「子どもは見ている …The Family of Child」1999.7 講談社




 

・「アメリカよ!」猿谷要編 2003.6 弘文堂

・「土方巽の舞踏 肉体のシュルレアリスム 身体のオントロジー」
  川崎市岡本太郎美術館/慶応大学アートセンター編
  2003.10 写真提供

・「マンデラの南アフリカ」天木直人著 2004.6 展望社
  写真提供・再版に寄せての寄稿

・「ネコの履歴書 19人のそれぞれの猫たち」写真とエッセイ
  2005.3 オルネ・ド・フォイユ

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オリジナルプリント保管

・東京都写真美術館コレクション 69点
 (黒い天使たち MASAKAHNE アパルトヘイト下の南アフリカ)

・University of Arizonaコレクション 15点

・慶応義塾大学アートセンター 土方巽アーカイブ 134点
(「静かな家」「卑弥呼」撮影現場 アスベスト館 他)

・写真の町 東川町文化ギャラリー 39点
(「華齢な女たち」30名、市川房枝、オノ・ヨーコ)

 

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その他

・「黒い天使たち」1974.3 講談社 絶版

・「LUV 時さえ忘れて」1983.7 冬樹社 絶版

・「世界おんな風土記」1983.8 旺文社 絶版

・「女たちのアジア」1984.11 旺文社 絶版

・「フォト・ジャーナリストとは? - 撮れなかった一枚の写真 -」
 1987.10 岩波ブックレットNo.100 絶版

・「わたしは歌う - ミリアム・マケバ自伝 -」
 ミリアム・マケバ / ジェームス・ホール著 さくまゆみこ訳
 写真提供・編集協力吉田ルイ子」1994.7 福音館書店 絶版



 
 



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